冬のゆず畑では…

ゆずの収穫も12月に無事終わり、2月のゆず畑はすっかり冬景色。南国・鹿児島でも曽於市は北の方に位置するので、冬は氷点下まで気温が下がり、雪が降ることもあります。

 

そんな中、ゆず畑では、次世代のゆずを育てるための準備が進んでいます。その年に実がなった枝は剪定して間引いたり(ゆずも表年・裏年があります)、上へ伸びた枝は、実がつきやすいよう横方向に誘引したりと、理想の樹形になるよう、枝の整理が行われます。

 

~理想のゆずの樹形~

剪定は、上部から下部へ、大枝から小枝へ、枝先から元へ、鋭く固いトゲに気を付けながら、ハサミやノコを使って進められます。すべてのゆずの木を剪定する大変な作業なので迷ってる暇はなく、思い切りが大事なようです!(写真は大ベテランのゆず栽培同好会初代会長・西留さん)

 

また、「桃栗三年柿八年、ゆずの大馬鹿十八年」と言われるほど、ゆずは苗木から育てていくと、実がなるまでに長い年月がかかります。そこで、ゆず農家では苗木からではなく、接ぎ木(つぎき)でゆずを増やしていきます。

育ったゆずの木の枝をまっすぐ上に伸ばし、ちょうどいい長さになったところで切って接ぎ木すると、4年目くらいから実をつけるようになるのだそうです。

3月になれば、この接ぎ木が本格的に始まっていきます。

 

2月の今は、病害虫対策や、施肥を行うほか、次のシーズンの栽培に備えて、生産者で勉強会なども行っています。

2022年、ゆずも、みなさんの幸せも、大豊作となりますように!

 

2月28日は「ビスケットの日」。
ジャムサンドにいかがですか。

【ゆずジャム】

毎月30日は「みその日」。
ご飯のおとも、おつまみ、お料理に大活躍。

【ゆずみそ】