柚子彩の商品たち
魅力あふれる曽於のもぎたてゆずを使った多彩な商品で、全国の家庭の食卓を“ゆずいろ”に彩りたい。
そんな思いを込めて生まれたのが「柚子彩」ブランドです。
私たちはこれからも、老若男女に支持される“美味しさ”と、皆さまの健康な食生活を支え、また料理の幅を広げる“使いやすさ”を追求し、より良い商品展開に取り組んでまいります。
柚子彩の主要商品
柚子彩商品お取り扱い実績
- 県内外のホテル、飲食店、販売店
- 鹿児島県内企業(菓子、茶、酒造、黒酢、漬物、食肉、飲料など)
- 小中学校など
柚子彩の商品を作っている人たち。
曽於で栽培されたとれたてのゆずは、搾汁センターと本社工場で柚子彩の加工品に変身します。
ゆずのフレッシュな香りや味を活かしたこだわりの商品を作る製造チームについてご紹介します。
製造工場の様子
搾汁センターから運ばれてきたゆずの果汁や皮を使って、柚子彩の商品は作られます。果汁は主に『ゆず吉くん』『プレミアムはちみつゆず』などのドリンクに使用。
皮部分は蜜漬けにしてゼリーにしたり、風味を生かしてドレッシングやしゃぶたれ、ゆず胡椒などになります。
果汁は県内外の有名な料亭やホテルなどにも出荷されていきます。
ゆずの搾汁の流れ
青ゆずは9月頃、黄ゆずは10月~12月頃に収穫、搾汁します。
ゆずを手作業で選別
洗浄
果汁を絞る
下から衝撃を与えて油分と分離させる
攪拌(かくはん)
タンクに入れて計量
出荷
ゆずの香りを活かす技術
ゆず果汁の中には「リモネン」という香りの強い油分が含まれています。出来上がったゆずジュースなどの表面を見ると、少しだけ油が浮いているのが分かります。
油分をすべて精製する(取り除く)工場もありますが、当社ではリモネンを含むうまみ成分を残して搾汁しています。
安心・安全な商品作り
2020年12月に、本社工場・搾汁施設が食品安全マネジメントシステムの国際規格「ISO22000」を認証取得しました。本社工場に加えて搾汁施設でもISOを取得している工場は、全国ではほとんどありません。ISO取得により、曽於のゆず商品を海外に向けても発信できるようになりました。
工場内が清潔に保たれるよう、消毒、衣服へのローラーかけ、エアシャワーなどを毎日厳重に行っています。工場の機械は分解し、時間をかけて丁寧に掃除をします。
そのほか殺菌などが適切に行われているか、安全な商品を作るための厳しいチェック項目を毎日確認しています。社内には安全対策チームがあり、よりよい商品を作るために月に一度会議を開き、業務の改善を欠かしません。
原料は無駄なく利用
果汁を絞った後のゆずの皮は、昔は破棄されるものも多かったのですが、今はオイルを取るために再利用します。メーカーなどに皮を出荷し、皮から抽出したオイルで保湿力の高いスキンケア用品が作られています。
ゆずの種を乾燥させて、焼酎につけて化粧水を作ることができる『ゆず化粧水の素』も販売中です。天然由来の肌にやさしい成分と、爽やかな香りが魅力です。
製造スタッフの様子
当社のスタッフはもちろんみんなゆずが大好き。試作品は営業や開発、製造のチーム全員で味見を行い、ゆず特有の甘酸っぱい香りが存分に活かされているか、食感やのどごしは良いかなど、真剣に吟味し意見交換を行います。消費傾向に沿った意見が反映されたり、各家庭の献立をヒントに商品を使ったアレンジゆず料理を考案したりするなど、女性スタッフが大活躍しています。
社内の雰囲気は和気あいあいとしていて、休み時間にもゆず談議で盛り上がります。工場長の木原さんはいつも笑顔を絶やさず、社内のチームワークの要。日々スタッフが積極的にコミュニケーションを取り合うことで、商品開発の意見交換も自然と活発になります。
もともとある加工技術を活かし、他社から依頼を受けて、ゆず以外の柑橘類の果汁を使った商品を開発することもあります。
柚子彩商品開発秘話
「ノンオイルのゆずドレッシングを作りたい」
昨今の健康志向で需要が高まる、ノンオイルドレッシング。当社でも以前よりゆずを使用したドレッシングを製造していましたが、ノンオイルのものがほしいという社内外の声に応えて、開発に踏み切りました。
ゆずの果汁と皮の風味を活かし、爽やかな味わいに仕上がったはいいものの、油分が少ないために野菜とうまく絡みません。野菜に絡めるためのとろみをつけて、より健康的なドレッシングにするために選ばれた素材は寒天。寒天の量が多すぎても舌触りを損なってしまうので、寒天とソースの配合の比率に最大限に気を配り、試作を繰り返して生まれた当社のノンオイルドレッシングは、九州ウォーカー主催のドレッシング選手権で1位を獲得。瞬く間に人気商品となりました。
工場長からのメッセージ
当社の工場はISO認証を獲得し、皆様に安心しておいしく食べていただけるように日々改良を重ねています。
ゆずは果汁も皮も加工することができ、捨てるところがないフルーツの優等生。曽於で育ったゆずの、瑞々しい風味をぜひ楽しんでください。